徳川家康から学ぶ
偉人から学ぼうのコーナーです。
このコーナーは人生の行き詰った悩みを抱えた時、
どうしても自分の視野で物を考えがちですよね。
そんな時は深呼吸して、昔の偉人のお言葉を借りようじゃありませんか!!
昔の方は苦労も多く、上手くいくためには、ひたすら考えることが沢山あったのでは
ないでしょうか?!
今回の偉人は 徳川 家康 です。
もう大物すぎて皆さんご存知かと思います。
天下泰平の世を作った先駆者ですね。
江戸幕府の大将軍です。
では早速、家康さんに相談にのってもらいましょう。
経営者A「会社経営しているけど、部下が全然ついてこない。
本当に人間関係はむずかしいよなー」
家康「成程。それは結構。では格言をプレゼントしよう」
格言①
大将というものはな、
家臣から敬われているようで、
たえず落ち度を探されており、
恐れられているようで侮られ、
親しまれているようで疎んじられ、
好かれているようで憎まれているものよ。
格言②
多くを与えねば働かぬ家臣は役に立たぬ。
また、人間は豊かになりすぎると、
結束が弱まり、
我説を押し通す者が増えてくる。
格言③
家臣を扱うには
禄で縛りつけてはならず、
機嫌を取ってもならず、
遠ざけてはならず、
恐れさせてはならず、
油断させてはならないものよ。
格言④
家臣を率いる要点は惚れられることよ。
これを別の言葉で心服とも言うが、
大将は家臣から心服されねばならないのだ。
どうですか?現代のビジネスにおいても、管理職の人間が抱える悩みの
突破口になるのではないでしょうか?
読めば読むほど深い!
おっと会議が始まったようですよ。
経営者A「会社を大きくしたいけど、利益を考えると、人件費を切り詰めないとな。
まあ社員は大変になるけど、背に腹はかえられないよな。」
経営者B「ちょっと違法ギリギリだけど良い方法思いついた。
人を陥れるけど、これも会社のためだ。」
経営者C「最近うちの部署で、くだらない事言う社員がいて、こういった場合
どのようにしてますか?」
経営者A「そんなの話なんかする必要ないよ。意味ないじゃない。」
大分スパークしていますね。家康さん。
ちょっとお願いします。
家康「フム。このような者達に相応しい格言を用意した。」
格言⑤
我がために悪しきことは、
ひとのためにも悪しきぞ。
格言⑥
最も多くの人間を喜ばせたものが、
最も大きく栄える。
格言⑦
愚かなことを言う者があっても、
最後まで聴いてやらねばならない。
でなければ、
聴くに値することを言う者までもが、
発言をしなくなる。
格言⑧
大事を成し遂げようとするには
本筋以外のことはすべて荒立てず、
なるべく穏便にすますようにせよ。
凄いですね。まさに偉人!
家康と言えばこの格言ですね。
では最後はこれでお別れです。
SP格言
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
人の一生というものは、
重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない。
不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。
心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。
がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎で、「怒り」は敵と思いなさい。
勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。
自分の行動について反省し、人の責任を攻めてはいけない。
足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。